インプラント治療はどのような状態になったら完成したということができるのでしょうか。
実はインプラント治療が完成した、というには、一定の時間の経過が必要なのです。
それはなぜでしょうか。
考えてみましょう。
インプラントは欠損した歯を補うための技術である、というお話をしました。
歯根の代わりにチタンなどの金属を顎の骨の中に埋め込み、表面に出ている歯の部分を土台と歯冠で作り上げることによって自分の歯のような使い心地を実感することができるという技術です。
チタンという金属は、骨になじみやすく、埋めておくと実は骨と結合しはじめます。
つまり、新しい骨の組織としっかりとなじみ、強固な骨の一部のように安定していく金属なのです。
一部の金属のこのような性質を利用してインプラントの技術は成り立っているわけですが、このような性質が発揮されるためには、治療をしてすぐ、というわけにはいかず、一定の期間の経過を見ることが必要になるのです。
また、埋め込んだインプラントが安定していくのは、実際にインプラントを使ってものをかみ、インプラントにかむ力がかかることが必要だといわれています。
これをすることでインプラントを支えている骨が活発に強くなっていくのです。
かんでなじみ、力が加わってなじみ、という経過を繰り返したどることで、1年程度で骨が発達し、成熟した、という状態になるといわれています。
実はこの状態になることが、インプラント治療における完成の形ではないか、といわれているのです。
本来の骨と順応し、しっかりとなじんで結合し、安定していくことで、自分の骨の一部のようにインプラントを使うことができるようになりますし、状態も安定するでしょう。
どうしても外からなかなか目で見て実感することができない部分なので、こうした仕組みを理解できない人が多いのですが、見えないところでインプラントは成長している、と考えておくといいかもしれません。
そのためには、しっかりとものをかんで食べる、という動作を正しく行う必要があります。
入れ歯にしている人は、歯根のなくなってしまった部分から顎の骨が衰えてしまうといいます。
骨は使うことで活性化され、周囲の筋肉も発達していきます。
インプラントを完成させるためにも、顎の骨をしっかりと使って物を食べるようにしたいですね。
インプラントについてきちんと学ぼう!は、インプラントについて解説しています。
インプラントも入れ歯も、欠損した自分の歯を補うための技術である、ということはわかっていますが、両者の違いはどのようなところにあるのでしょうか。さまざまな面で違いがありますが、それを比較してみたいと思い・・・・